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保育士の仕事内容

待遇改善!保育士キャリアアップ研修
2020/12/11

2017年に創設された処遇改善等加算により保育士の役職が追加されました。
キャリアアップ研修は処遇改善の一環。これによって若手の保育士がキャリアを積み上げやすくなりました。
厚労省の企画する保育士のキャラアップ研修はどのようなもので、どういった計画があるのでしょうか。

保育士のキャリアアップ研修の背景

政府による処遇改善制度の取り組みの一つ「キャリアアップ研修」。
これまでの保育士のキャリアはクラス担任などの保育士と主任保育士、園長でした。
制度上、役職は主任保育士と園長のみとなります。
それがこの処遇改善制度により「職務分野別リーダー」、「専任リーダー」、「副主任保育士」が新しく役職として追加されました。
役職が増えたことで若手や中堅保育士がキャリアアップでき、待遇が改善されることにつながるのです。

保育士のキャリアアップ研修の目的

●保育の専門知識の向上
まず、保育士の研修なのですから、保育現場で役に立つ専門知識や技術の向上が期待できます。
身体障がいや発達障がいのある子に寄り添える障がい児保育の研修や、食育、アレルギーに関するに関する知識の向上など。
また、保育現場で必要な子どもの発達過程の把握をはじめとしたさまざまな課題への対応方法など。
そうした業務内容に応じて専門的な知識を身につける機会としてキャリアップ研修は設置されました。
他にも、実践的に新任保育士が現場で使える内容や、中堅保育士向けの若手指導に関する研修など、さまざまな研修が設けられています。

●給料の改善
今回保育士から職場に対する要望として最も多くあげられていたのが「給料の改善」。
処遇改善制度が施行される以前は、主任保育士の平均勤続年数が21年で、一般保育士の平均勤続年数は7〜8年にとどまっていました。
多くの保育士が役職に就く前に退職していたのです。
そこで処遇改善制度の役職追加です。
キャリアアップ研修にともなって新役職を配置し、若手や中堅保育士にスキルアップを促しつつ、新しい役職につけるキャリアップをおこないって、給料の改善をするきっかけを作ったことになります。
給料、処遇の改善から、ひいては保育士の離職率の改善になることが期待されているのです。