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就職・転職丸わかりガイド

潜在保育士のための再就職・復職支援
2020/04/18

深刻な待機児童問題への対策がさまざまな観点から打ち出されていますが、どうしても保育士不足は否めません。
そこで国や自治体が「潜在保育士」の再就職サポートに力を入れています。
「潜在保育士」の再就職サポートの一部をご紹介します。

■国からの支援

職場とのマッチングを厚生労働省がサポートしています。
ハローワークを通じた保育士マッチング強化プロジェクトを実施中です。
プロジェクトの内容は、保育求人に対する求人充足サービスの強化、保育士の就職支援など。
他に、直接支援を受けることができるわけではありませんが、各自治体への指導と支援金の予算確保を行っています。
国の予算や方針に基づき、自治体が潜在保育士の再就職サポートを行っていきます。

■地方自治体からの支援

具体的施策として潜在保育士の復職支援を行っているのは自治体が運営していることがほとんど。
東京都を例にあげみましょう。
●東京都
復職のサポートや経済的支援「おかえり保育士」に取り組んでいる東京都。
具体的には大きく2つ支援しています。
・就職の斡旋サポート
保育施設への就職支援はもちろん、就職支援研修や就職相談会、就職支援セミナー、保育人材コーディネーターによる相談支援などを行い、潜在保育士やブランクのある保育士が再就職するための不安を払拭したり、就職を斡旋したりする支援です。
・復職時の経済的支援
再就職支援資金
東京都内の保育施設などに再就職が決定した方には、就職に伴う引っ越し費用や通勤用自転車、仕事で使う被服費など就職準備に必要な資金を上限40万円無利子で貸し付けします。
ママさん保育士への復帰支援資金
小学校入学前の子どもを保育施設に預けて東京都内の保育所に就職した方、産後・育児休業から復職する方のための復帰支援資金。
保育料の半額、上限月額27,000園以内を無利子で貸し付けます。
未就学児を持つ保育士の子どもの預かり支援資金
上記ママさん保育士への復帰支援金の条件かつ、朝番や夜番など保育所の預かり時間外のシフトに入る方を対象とした支援員です。
ファミリーサポートセンター事業やベビーシッターなどを利用する際の利用料の一部、利用料金の半額、上限年額123,000が無利子で貸し付けられます。

■民間企業からの支援

潜在保育士の再就職支援に関しては民間企業も積極的に支援を行っています。
・復帰個別相談会
・潜在保育士のための復職セミナー
潜在保育士の中には、今すぐ就職したいという方もいますが、まずは技能をもう一度復習してからのほうが安心という方もいらっしゃいます。
ニーズに合わせて柔軟な対応を取る民間企業が多いので、目から鱗の復職支援を提案してくれることもあるでしょう。
保育支援会社のサイトで告知が行われることも多いので、潜在保育士で復帰を考えている方は情報をチェックしましょう。

■保育の仕事をもう一度やりたいと思ったら

子育てを終えた世代が「何か社会の訳に立ちたい」と考え、保育士として再就職する人は増えています。
保育士の働く環境が改善されている昨今の状況を見て、これまでの待遇や家庭との両立が難しいと保育現場を離れた方も復職を考えている方がいるのです。
もともと保育士の資格を持っていなかった方も、新たに子育て経験を活かして保育士資格を取得したい、そのために保育経験を積みたいという方もいます。
共働き夫婦の増加と保育編のニーズはますます高まります。その中で保育士へのニーズも高い水準を保ったまま推移することでしょう。
保育士に戻りたい、もう一度チャレンジしたいと考える方は、潜在保育士復職支援制度を利用して、無理なく復帰することを考えてみてください。