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就職・転職丸わかりガイド

保育士研修どんなもの?2
2020/05/01

 

深刻な待機児童問題への対策がさまざまな観点から打ち出されていますが、どうしても保育士不足は否めません。
保育士の増員・保育士の質向上のためにたくさんの研修も設けられています。
保育施設によってもいろいろな特色がありますが、一般的な保育士研修がどのようなものかご紹介しましょう。
今回は保育技術向上のための研修をご紹介します。

■リズム・ダンス・リトミック

わらべ歌や童謡、ダンスやリトミックを行う研修です。
専門の先生を招いて、童歌の遊び方やダンスの実践などを指導してもらいます。
日頃の保育に取り入れて子どもたちの感性を引き出していくことはもちろん、参観日や運動会、発表回などの行事で勝つようでできるでしょう。

■製作活動・遊び

季節ごとの製作や遊びについて学ぶ研修です。
子どもの年齢に応じた制作物、遊びの提案を行い、実際に製作を行う研修もあります。
製作も遊びも年ごとに新しいものが出てくるので楽しいです。
自分が担当する年齢の子どもたちのことはもちろん、園の同僚に教えることもできるので、実践していきましょう。

■絵本

読み聞かせのポイントを年齢ごとにわけて考えていく研修です。
子どもにとってはとても魅力的な絵本の読み聞かせ。
普段何気なく読んでいる本でも大人が見ているポイントと子どもが見ているポイントは違うので、よい気づきに繋がります。
日々の読み聞かせがさらに楽しく、やりがいをもてるようになるでしょう。

■食育

最近では食育に力を入れている保育施設も多くなっています。
子どもたちの命を預かる保育士だからこそ食の大切さを学ばなければいけません。
乳児の離乳食から幼児の偏食、アレルギー問題など食に関することや、子どもたちに食の大切さ・ありがたさをどう教えていくかを学びます。

■保護者対応

保育士が退職する要因の一つでもある保護者対応を学ぶ研修です。
専門の先生の講義を受講する、保育士で同士事例を持ち寄って対応策を話し合うなど、保護者とのコミュニケーションを円滑にするための研修はとてもためになります。

■児童福祉

もう一つの家として信頼されなければならないにもかかわらず、近年ニュースでも耳にすることが多くなっている保育現場での児童虐待。
家庭での児童虐待はもちろん、貧困家庭への対応なども専門知識がなければ難しいものです。
子どもが関わっている以上はみて見ぬふりはできません。
保護者対応と加えて、そういった難しい問題にも自分の常識だけに当てはめず、毅然と対応していけるように、児童福祉に関する研修への参加もおすすめします。

■障がい児

障がいをもつ子どもの加配保育士になると障害児への関わり方などを勉強するための研修も必要になります。
専門の先生によるセミナーを受講したり、同じ加配保育士同士で話し合ったりする研修などさまざまな形式で行われているのでぜひ参加しましょう。
他の園の取り組みなどを知り、自分でも真似できること、参考にできることを探したり、専門の先生に事例を伝えてどのようにすればよいかを聞いたりすることができます。