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子どもの自主性を伸ばす保育
2019/07/13


保育園では、お休み明けに泣いて登園したり、保護者から離れたがらない子どものたくさんいるのではないでしょうか。保育士が子どもが成長する時期にどう関わりを持つことができるかで、子どもの成長も変わってくると思います。そんな時期にこそ、子どもの様子をしっかりと見つめましょう。

言葉や行動を見守る

『見守る』保育の実践です。新生児さん以外の学年に言えることですが、運動会などの保育園のイベントがあるとどうしてもクラスの和や全員が同じような成長をしてくれることに目を向けてしまいます。しかし、そこであえて先生が主導権を取りすぎず、一人一人の言葉や行動を注意深く見守ってみましょう。すると、子どもからの発信の多さに驚くと思います。子どもは基本的には先生のことが好きですが、自分の話を聞いてくれたり、自分のする行動に興味を示してくれたりすることにとても反応してより心を開くようになります。

幼児クラスでは

幼児クラスはさらに子ども達の発信を拾って保育につなげたり、取り入れてクラス全体で共有できるようになると日々の保育も深いものとなります。聞き出したり、引き札すというよりも拾い上げるようにして子どもを見ているとポイントが見えてきたりします。
つい一言いいたくなる場面こそじっと観察してみましょう。意外と子どもは自身で考えて、試して、考察してということが出来ます。それでもわからないことや困ったことがあれば、そばにいてヒントを出せるのが保育士の役目。
何かができたときに褒めることももちろんですが、それ以上にその子の考え方を認めたり、自分らしくできたことを褒めるということが自主性を発揮できる場を作るコツと言えます。

子ども達には安心できる場を作ることが大切です。小さいうちから存在を認めているというメッセージを送ることで自己発揮しやすい子供に育っていく=自主性を伸ばす保育に繋がっていきます。
忙しい毎日の中で子どもに対する余裕が持てないときもありますが、何かを教えるということだけではなく、見守るということを始めてみましょう。