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窒息に関する注意と対策
2021/07/30

年間4000人もの人が食べ物を喉につまらせて窒息死していることをご存知でしょうか。
その多くが小さな子どもや高齢者です。
食堂が小さく自分で対処できない小さな子どもはそのまま命を落とすことがあります。
保護者はもちろん、保育士がしっかり注意しなけければいけません。
こちらでは赤ちゃんや子どもが引き起こしやすい窒息について注意点と対策をご紹介します。

なぜ窒息する?

ご存知の通り乳幼児は食べ物以外でも手にしたものを口に入れる行動特性があります。
食べ物の大きさや食事の時の体勢、口に入れるタイミングなどさまざまな要因で窒息してしまうのです。
ちょっと目を話した好きに異物を飲み込み起動につまらせることもあり、命の危険や脳や神経に後遺症を残すケースもあるので注意が必要になります。

窒息の原因になるものは?

●食べ物

一時問題になったこんにゃくゼリーはもちろん、ピーナツなどの豆類、飴玉やキャラメル、ポップコーンや甘栗などが窒息の原因になりやすい食べ物です。
口に入れる量によって窒息してしまう可能性があります。また、戻したミルクや吐瀉物で窒息することも。

●おもちゃ

ついつい口にいれてしまうおもちゃ。スーパーボールや木製のおもちゃ、おもちゃについているパーツなどが口に入ってしまうのです。
子どものくちにすんなり入るとのどに詰まって窒息してしまいます。

●日用品

口や鼻を覆うものを自分で取り除くことができない小さな子どもは、口に入れたものだけでなく顔にかかった布団でも窒息する危険性があります。
また、ポリ袋や電気コードも思わぬ事故につながる可能性があるのです。
本来口に入れる以外の小銭やボタン電池、雑貨なども小さな子どもは喉につまらせることがあります。

食べ物による窒息を防ぐ対策は?

日常的に最も起こりやすい食べ物による窒息を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。

●豆類を与えない

3歳くらいまでの小さな子どもはピーナッツや枝豆などの豆類をそのまま飲み込んでしまうので与えないようにしてください。
こんにゃくゼリーやお餅など子どもが喉につまらせやすい食品も少なくとも3歳くらいまでは与えないように注意しましょう。

●食べ安く切る

以前ある保育施設でもぶどうをそのまま与えてしまい痛ましい事故が起きました。ミニトマトやぶどうなど丸くてつるつるしたものは噛む前にスルッと喉の奥に入ってしまうことがあります。食事やおやつの際は予め食べやすい大きさに切っておきましょう。

●遊び食べをさせない

食事中に落ち着きがなくなって、じっとして食事ができない時期はあります。食べながら飛び跳ねたりふざけながら食べていると食べ物を詰まらせやすく危険です。普段からしつけ、習慣として食事やおやつのときはきちんと椅子に座って食べるようにさせましょう。