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幼少期の抗生物質の影響で歯の色が変わる?
2023/10/21

 

最近、歯のホワイトニングが流行っていますよね。大人でも治療する人が増えているそうです。
コロナ禍でマスク生活が長引いていた時は、歯のことなどあまり気に留めなかったかもしれません。しかしいざマスク生活が解除されると、とたんに自分の口周りが気になる人が増えたようです。
歯医者に通う人も増え、それに伴い歯のホワイトニングをする人も増えたとのこと。
子どもの歯の色って白くてきれいですよね。でも幼少期に処方された抗生物質の影響で歯の色が変色してしまうことがあるのだとか。こちらでは詳しく紹介しましょう。
※2023年10月1日 日刊スポーツより

テトラサイクリン系の抗生物質

自分の歯の色を気にする年齢になってから、自分の歯が茶色がかっていたり、横縞模様が付いていたりすることに気付く人・・・。
これは、幼少期に薬で服用した抗生物質「テトラサイクリン系」の影響なのだとか。
この現象を薬の名前から「テトラサイクリン歯」と総称して呼ぶそうです。

過去には風邪薬と一緒に処方されていた

子どもが風邪をひいた時に処方されるシロップ。保護者の方も子どもの頃に飲んだことがあるでしょうし、お子さんに飲ませた経験のある方も多いでしょう。
以前はこのシロップに抗生物質のテトラサイクリンが含まれていたそうです。そのため、「テトラサイクリン歯」の方は多くいたそうです。

今は妊婦や子どもには服用しなくなってきている

永久歯が作られる0~6歳くらいの子どもにこの抗生物質を服用すると、骨や歯が象牙色に着色することが知られるようになり、現在は妊婦や子どもには服用をしないそうです。
またこのテトラサイクリンは、0~3歳くらいまでに服用すると歯の先端から真ん中にかけて着色し、3~6歳くらいに服用すると真ん中から根元にかけて着色するそうです。服用した時期によって着色する位置が変わるのですね。

紫外線を浴びると出現しやすくなる「テトラサイクリン」

テトラサイクリンは紫外線を浴びると出現しやすくなる傾向があるそうです。
そのため、生えたばかりの子どもの永久歯だと着色しているのかどうか良くわかりません。
大人になるにつれてだんだん色が濃くなっていきます。
前歯の変色が最も気になるのは、日光に当たりやすい場所だからなのですね。

医療ホワイトニングで改善が見込めることも

テトラサイクリン歯は偏食のレベルによって4種類に分かれます。比較的軽度であれば、医療ホワイトニングで改善が見込まれるそうです。そのため、気になる方は試してみるのも良いかもしれません。
自宅で行うホームホワイトニングもいいのですが、かなり根気がいる作業だそうで、途中で挫折してしまう人もいるのだとか。
変色の程度がかなり気になる方は歯を削ってかぶせる方法が良いそうです。施術前と施術後の変化がとてもわかりやすく、患者さんも喜ばれる方が多いとのことです。
もし歯の色が気になる、というお子さんや保護者の方がいたら、ホワイトニングや治療方法があることをお知らせしてあげてくださいね。