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ライフスタイル・お悩み

子どもの叱り方~1.2歳児編~
2019/04/27

保育所では一般的に0~5歳までの子ども達を預かります。この年齢の子ども達の日々の成長は著しいもの。昨日できなかったことが今日にはできるようになっているということもめずらしくありません。
その成長を側で見守る保育士としてその成長を日々観察できることはとても幸せである職業と言えます、しかし、日々子ども達と接していく中で保育士が手を焼く場面もあります。

それは子ども達が保育士の言うことを聞かないときや危ないことをしたとき、お友達を傷つけたときなど一度叱ってもそれで言うことを聞かずどうにもならないときです。
怒るのではなく、叱る。そのときには保育士の気持ちも伝えながら、どう叱るのが良いのか悩む保育士は多いと思います。今回は年齢別ごとにどう接したらよいのか参考までにご紹介致します。

 

1歳児との関わり方

1歳のクラスの子ども達は好奇心が旺盛です。気になるものや触ってみたいもの、とにかくすべてに手を出して近づいていきます。それが散歩中ともなると保育士達もとても大変です。

保育現場でよく聞こえてくるのが「いい加減にしなさい」「さっきから何度も言ってるのに!触っちゃダメって言ってるでしょ」などの叱り声です。こんなときはどうすればいいのでしょうか。

1歳のクラスでは話をすればわかることもあります。この年齢の子ども達の叱り方のポイントはゆっくり、理解できる簡単な言葉を使い、目を見て手を握り、時には抱きしめて話をすることです。
子どもに「いい加減にしなさい」とあいまいな言葉を言うのではなく、「先生と一緒に〇〇しようか」「それはけがをして危ないから辞めようね」などわかりやすい言葉で子どもの興味を引き出しながら状況を作ってあげることが大切です。叱るというよりは伝えるという感じで関わっていきましょう。

2歳児との関わり方

2歳クラスになると保育士の言うことの理解度が増してくるため、保護者に今日は先生に叱られたと伝える子ども達も増えてきます。2歳クラスになると「イヤイヤ期」に入った子ども達もいます。何を言っても何度も叱っても、駄々をこねてどうにもならないという姿も多々あります。
そんな2歳児さんへの叱り方のポイントはこれをしたら叱るというボーダーラインを決めることです。なんでも自分でやりたいという気持ちが芽生えつつもうまくできずに泣いたり怒ったりして駄々をこねたり、遊んでいる横に友達が来ただけで噛みついたり、押したりと保育士が叱らないといけない状況が多く訪れるのが2歳児さんの特徴です。
なんでもかんでも叱るというのではなく、保育士側もこれをやったら叱るという境界線を決め、子ども達の気持ちを代弁しながら手を握ったり抱きしめたりしながら丁寧に伝えることを心がけていきましょう。