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保育無償化による保育士不足に対応できる園とは
2019/11/16

保育無償化によって多くの保育士不足が見込まれ、保育士を辞めるという方も増えています。
そんな時に転職先として人気の保育園はどのような働き方改革をしているのでしょうか。

保育ICTシステムの導入

保育士の業務の中でも大きな負担となる連絡帳。
それを手書きからICTシステムの連絡帳アプリへと変更してから、大きく変わりました。
子どもたちの様子をスマートフォンで撮影した保育士が、コメントを付けて保護者に送信。
つかまり立ちしている様子や、お友達との関わり合いの様子も毎日撮影して送信します。
慣れれば手書きより早く、保護者にも伝わりやすいので保護者人気も上々です。
これまでは手書きが主流でしたが、保護者もデジタル世代になった今、気軽に時間を気にせずやり取りできるアプリで問題がなくなりました。
こうして、少しでも保育士の業務負担軽減に投資している保育施設は転職先に選ばれやすい傾向にあります。

壁装飾をなくし、子ども目線に

これまでは壁の飾りなどは保育士が手作りをしていました。保育時間外に作成するので、残業なしの方針の園では持ち帰って作業する保育士もいますね。
保育以外の業務を極力無くし、決められた勤務時間の中でしっかり園児と向き合えるようにするために壁装飾など保育士手作りの飾りを無くしたという保育園も転職先として人気です。
0〜2歳の未満児1人に対して担当する保育士を2人決めて、交代で休みやすくするなども働き方改革の一環。
週休3日も可能で、副業も認められている園も。園のスタッフ一丸となって9連休取得を目指すという保育園も出てきました。
保育士負担の軽減と質の良い保育の実践を掲げれば、そこで働きたいという保育士はたくさんいるのです。
子どもたちのために、保育に集中できる環境をつくるのが保育士にとって魅力に感じるのでしょう。

保育士のための保育料の値上げを

保育無償化は上限があるため、保育料金を値上げすれば上限から溢れた分が保育園の運営にきちんとあてられ、保育士に還元される可能生が高いです。
保育士不足で入園希望者が増えても十分に受け入れられない現状、全業種の平均月給より10万円も少ない保育士の平均月給。
これでは保育士はやりがいを感じられません。大変な仕事で達成感はありますが、そのがんばりに対する対価を還元する必要があるのです。
給与の引き上げ、家賃の補助、託児施設で保育士の子どもを預かるなど、多くの支援策を打ち出して、生活基盤が安定し、余裕をもって子どもたちと向き合える環境作りをしている保育園が今後保育士が求める職場になるでしょう。